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  • ●「量子暗号通信」の事業化、国内外で開始(東芝)

    2021.2.2カテゴリー: ブログ

    ※「経営資料センター特許事務所だより」より抜粋して紹介しております。

    東芝は、次世代暗号技術「量子暗号通信」を国内で初めて事業化すると発表しました。
    「量子暗号通信」は理論上、第三者による解読が不可能とされる次世代の暗号技術です。
    量子力学の原理を利用した通信技術で、
    光の粒子である「光子」に暗号化したデータを復元するための「鍵」を乗せて送受信します。
    不正に読み取ろうとすると光子の状態が変化してしまうため、情報漏えいが防げるといいます。
    東芝は、この量子暗号通信を2020年度第4四半期から日本や欧米で事業化します。
    日本では国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT)から通信ネットワークのセキュリティー対策
    として受注していて、国内での事業化はこれが初めてとなります。
    海外の事業では、イギリスやアメリカの企業と提携し、
    2035年までに世界のシェアの25%を獲得したいとしています。

    東芝はこの分野で保有する特許の数が世界1位と研究開発をリードしていますが、
    中国はすでに実用化を始めているほか、韓国やドイツでも大規模ネットワーク構築の動きがあるなど、世界では開発競争が激化しています。

    量子暗号通信は、金融、医療といった機密性の高い分野での活用が見込まれており、
    2035年度には市場規模が約2兆円以上に上ると推計されています。
    また、国の安全保障の面からも欠かせない暗号技術と注目されていて、
    日本政府も研究開発、実用化に向けた支援を積極的に行うとしています。


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